「もうちょっと待って!」の秘密。1日1回のおいしい試練
原神(げんしん)に限らず、RPG系ゲームには「デイリーミッション」と呼ばれた1日1回更新されるミッション(クエスト)というものが存在します。それはクリアする事でゲームをする上で強くなるためのアイテムをもらえたり、キャラクターを獲得するためのガチャを回すものに必要なアイテムをもらえたりする要素になります。通常お金を払い購入しなければ手に入れられないものを少量ではありますがクリアすることで手に入れる事ができたりします。お小遣い制だったり収入の少ない学生には魅力的な要素ですよね。
さらに、この原神(げんしん)はアクションRPGという種類のゲームでキャラクターを直接操作する必要があるのでほっておいて終わるものではありません。直接操作して4つのミッション(クエスト)をクリアする必要があるので大体20分~30分はかかります。終わってほしい!という時にもしかしたらこれをやっているのかもしれないですね。
週に1度!休みの日にまとめてやろうと考えているかも…
休みの日にゲームばっかり…何をやっているのかしら。と思われているかもしれません。彼らはそう、休みの日をこの時を待っていたのです。1日1回のデイリーミッションの他にもウィークリーミッションと呼ばれるものもありその名の通り週1です。原神(げんしん)ではデイリーミッションとは違い、キャラクターを強くするために必要なゲーム内の通貨やアイテムだったりとやりこみ要素をふんだんに取り入れた内容のものが多いです。
この要素を毎週欠かさずやっているという事は…その人はかなりの凝り性なのではないか?と思われます。正直言ってある程度キャラクターが育ってくると「やらなくてもいいや…」と感じる報酬という事もあり放置したりする時もあります。それでもやり続けているという事はこのようにコツコツなにかを貯めていく事がその人の得意分野かもしれません。1回でもやらなくなってしまうと継続して続けようと戻すには精神的な強さがないと続けられないとも思います。打たれ強く継続する事に長けているかもしれませんね。
その他にも、2週間や1か月などの特定期間に1回はクリアするという内容のミッション(クエスト)もあるのでウィークリーミッション同様に「ゲームをすると決めた休みの日」にまとめてやっているのかもしれません。
これもクリアする事により大量のゲーム内通貨とお金を払わないともらうことのできない通貨がもらえます。ですが難易度が高くとりあえず適当にやってればクリアできるようなものではないので、これをクリアできるようになると月に1回ではありますが安定してお金でしか買えないものが手に入るのでこれをクリアできるようになる!という目標を持っている人も少なくはないんじゃないでしょうか。
ゲーム内はお祭り騒ぎ!期間限定のイベントとは?
オンラインRPGの醍醐味!キャラクターが追加されたり、特定の希少なアイテムがもらえたりとイベントごとに変わりますが所有する事で通常ではお金をかけないといけない部分を補えたりする能力を持ったアイテムも存在したりしています。ほとんどのプレーヤーは必ずと言ってこの期間限定のイベントは参加すると言ってもいいと思います。
ですが、原神はデイリーミッション(イベント)の時にも説明した通り、「キャラクターを直接操作するタイプのゲーム」ですのでとにかく時間がかかります。先ほどの2種に加えると直接操作している時間はかなり多くなるのではないかと思います。このようなイベントの時には新しいキャラクターが追加されたり、ストーリーが追加されたりと楽しむ要素が増えるタイミングでもあるので時間確保が大変になってきます。
要素を知った上で活用するには?
まず最初にやってほしいのが、その人の熱意です。先ほどのデイリーミッションやイベントなどは「必ずやらなければならない」というものではなく、ゲーム内で目的を達成するために優位に動くための要素として考えていいと思うからです。その為に、例えばこの原神(げんしん)の中でどのようになりたいのか。現状でどこまでやりたいのか。どこまで本気に向き合っているのか?を知ってもらいたいです。
ゲームに対して本気になるのか?と気になる人もいるかもしれませんが、自身の強みを表現しているのかもしれません。毎日目的に向かってコツコツやることができますか?自分はできません。ゲーム内である程度戦えたり強くなったりすると飽きてしまう性格で、一緒に高みを目指す人や遊ぶ楽しさを共有できる人と一緒でないと「本気で向き合ったり」「心から充実した楽しさ」を感じる事が出来なくなってしまいました。その目的をもって行う行動は主体性と呼びませんか?それを求められる世の中になっていませんか?それをもう一度考えていただきたいです。
ただ、すべてを許容するわけではありません。次にこの(1)デイリーミッション、(2)ウィークリーミッション、(3)期間限定イベントなどの遊び要素をどこまで遊びつくしているのか?を話して頂いたらと思います。これらの要素は先の説明でもあった通りとても時間がかかります。18時半に家に帰り宿題などのやることを終わらせご飯を食べて10時には寝るという生活の中で30分~1時間を確保するという事はかなり大変な事だと思います。それでもウィークリーミッションや期間限定イベントは始まりと終わりがあらかじめわかっているという点です。毎日ではなく、その特定の期間や特定の日にそれをやる時間や日を確保するという事を対話するだけでも大きく変わるのではないかと考えています。
余談ではありますが…
高校生などの自分を持っている子たちにはまずゲームをしている子どもと向き合う必要もあるかもしれません。また、子ども本人にも親に話す勇気が必要でもあります。ゲームが日常化し始めている今、ゲームに対する嫌悪感を持っている大人は減っていっています。ですが、それでもゲームのやりすぎ問題が話題になる現状は簡単に言ってしまえば、知らないものには蓋をしてしまっていたり、どうせ否定されるからと対話をしなかったりと両者のすれ違いが大きな原因だと思っています。
これを見るのは大人だけだとは思っていません。ゲームをしている側も対話をする勇気をもって、その大人が対話をしてくれさえすれば自分の能力や得意とする分野を伸ばし、ゲーム以外のジャンルでも発揮できるようになると私は考えています。