2020年9月28日にリリースされたマルチプラットフォーム対応オープンワールドアクションRPG『原神(げんしん)』。綺麗なグラフィックと多様なキャラクター、操作性抜群のアクション要素に加えゲーム内では様々な謎解き要素(ギミック)や能力を厳選したり、高難易度のクエストに挑戦したりとやりこみ要素もある人気ゲームです。
【原神(げんしん)】ってどんなゲーム?
1人のキャラクターを動かし、広大な世界を歩き回ったりヒルチャールという敵モンスターを倒したりするのが主な遊び方になります。戦闘アクションではキャラ独自の技や必殺技はかっこよく使っていて楽しさもあり、その様々なキャラクターが関わるストーリーは個々のキャラクターの世界観を楽しめたり一部はデートイベントが実装されており人間味あふれた物語を楽しめる事ができるのも魅力のひとつです。
ゲームは無料で遊ぶ事ができるので興味を持たれた方は実際に遊んでみるものいいかもしれません。チュートリアルもしっかり作られているのでRPGゲームが初めての方でも安心して遊べるのではないかな?と思います。
【原神】の学びに繋がる遊び要素とは?
この原神以外にもRPGゲームでは定番の「パーティ」という要素です。
ファイナルファンタジーやドラクエなどでも定番で多様なキャラクターを少人数のグループで作ったチームの事をパーティと言われています。なぜ原神を注目したかと言いますと、このゲームのキャラクターは個々の特性がバラバラで1つのキャラクターをとても強くしても強敵には勝てなかったり相性を考えなければ厳しい場面があったりとこのパーティの要素を重要視しているからです。
画像は私が愛用しているパーティ構成です。好きなキャラクターを入れているという事もありますが、攻撃、防御、回復などの戦闘バランスを考えて選択しています。
一番左のキャラクター、レザーはアタッカーであり大剣を振り回し敵にダメージを与える攻撃の要です。フィールドにいる時間が長く自分が好きだからという理由でこの子を攻撃の要として選択している事もあります。
左から2番目のキャラクター、モナはオトリを生み出して敵モンスターの攻撃をよける事ができる技を持っています。さらに1発で大ダメージを与えらえれる必殺技を持っています。積極的に攻撃をせずオトリを出しながら必殺技を蓄えてやっかいな相手に必殺技を使うサポート的な役割で入れています。
3番目のキャラクター、鍾離(ショウリ)は自身に協力なシールド(盾)を作る事ができる技を持っています。このシールドはアタッカーにしているキャラクターが戦闘している間にダメージを防ぐ効果がありこの技を持っている事から防御の役割としていれています。このキャラクターがいることで敵モンスターからの攻撃による被弾が減り安定した戦闘ができるようになっています。
最後の一人は回復として入れており、原神には今回紹介したキャラクター以外にも様々な技を持ったキャラクターが沢山いて私が構成しているチーム以外にも面白い構成で楽しんでいるプレーヤーはたくさんいるようです。
遊び要素(パーティ)が学びに繋がる理由とは?
原神というゲームの中にはたくさんのキャラクターがいます。それぞれ別々の技を持ち、違う特徴を持っています。キャラが好き嫌い。使いやすい使いにくいなど自分の技術に合わせて相手(キャラ)を知る必要があります。これは、コーチングで使用されている「タイプ分け™」やゲーミフィケーションで使われている「バートルテスト」などの事例を活用する際に必要な「相手を知る能力」に関連すると考えてもいいと思っています。
コーチングの「タイプ分け™」では一人として同じ人間はいないという観点から違いを活かす事で違いを可能性へと高めるスキルとして説明されていました。人を特徴づける他者とのコミュニケーションを「感情表出」「自己主張」の二つの軸から4つのタイプに分け自分と相手のコミュニケーションタイプを知ることで違いを知り、戦略的にかかわるための対話ができる。とされている内容でした。
もう一つの「バートルテスト」ではゲーミフィケーションを効果的に行うために、ゲームに夢中になる人の心理を大きく4つのタイプに分け、利用者それぞれの関心に合わせたクエストを設定する事で参加意識を効果的に向上させるといったもので、こちらも同様に「相手を知る」というのが前提に入ってきています。
「違いを知る」や「相手を知る」など相手の特徴を分析しカテゴリに分けるというのは、先ほどあげた原神のパーティ要素では誰もがやっていることだと思っています。昔ながらのパソコン版RPGオンラインゲームでは「タンク(防御)」や「DPS(攻撃の要)」など原神と言われ方は違えど他のRPGゲームでも役割をカテゴリ化するという観点では一緒でこれもパーティ要素の一部です。
「今日のシフトメンバー神!」などのアルバイトの現場で業務が円滑に回る時ってありますよね。例えばレストランだと得意分野をホールが攻撃役、キッチンが回復役、キャッシャーが補助役などの役割に分けそれぞれ得意分野の人達のバランス良くそろっている時に円滑に回っている。それをチーム編成としてシフトを組む時やフォローを回れる体制を整えたりなど仕事の面でも役立てる事の出来るゲーム要素のひとつだと考えています。
さらに要素を活用するには
この原神には「元素反応」という属性を組み合わせると敵モンスターに特殊な効果をつける事ができる遊び要素が含まれています。氷と雷の元素を相手に与えると物理耐性が大幅に減少したり、炎と雷を組みわせると相手にダメージを与えたりとこちらも様々な組み合わせがあります。パーティを組む際にこれらも含めることで組み合わせの幅が大きく広がりさらにその人の個性が表れると考えています。
私のように安定してプレイすることを目的とし元素反応を無視したパーティ構成や元素反応による大ダメージを与える事を目的とした構成や好きなキャラを輝かせるために特化したパーティを作っていたりと様々あると思われます。この多様性を活かし、”原神のパーティー”という視点だけからその人の「タイプ分け™」や「バートルテスト」を深める事ができ、そのゲームに求める事はキャラクターなのか?高みを目指す事なのか?スコアなのか?などその人の興味関心の強さがあるところや独自の強みを発見できると考えています。
相手を知る事も、自分を知る事もチームとして活用する事もできるこのパーティ要素。仕事や生活、子育てに以外と活用している人がいるかもしれませんよ…?