ゲームをしてる中で一人でプレイしていても、複数の人でプレイしていても必ず起こるのが「失敗」です。チーム戦で足を引っ張ってしまったり、操作を間違えて死んでしまったりなどたくさんの場面で失敗をすることがあります。
感情を動かせる場面がたくさんあるのはゲームの魅力の一つですが、これは自分自身の感情の変化を見る事の出来るツールとしても優秀だと考えられます。失敗に対するストレスが大きければそのような事が少ない競う事、勝負事が少ないゲームへ。複数の人と関わり合う事がストレスな人は一人で黙々とプレイできるゲームへ。とゲームが好きな人でもその人の性格や趣向により遊ぶゲームが異なってきます。
ゲームだけではなく社会に出てもこのストレスには向き合う必要がありますよね。
厚生労働省が行った実態調査でも仕事に関する事でストレスを感じる場面は「仕事の量」が1位、「仕事の失敗」が2位となっておりました。
仕事や職業生活における不安やストレスに関する事項
仕事や職業生活に関するストレス
現在の仕事や職業生活に関することで、強い不安やストレス(以下「ストレス」という。)となっていると感じる事柄がある労働者の割合は 54.2%[平成 30 年調査 58.0%]となっている。
ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者について、その内容(主なもの3つ以内)をみると、「仕事の量」が 42.5%と最も多く、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」が 35.0%、「仕事の質」が 30.9%となっている。令和2年労働安全衛生調査(実態調査)より引用
自分の特性を見極める!
普段、自分が今ストレスを感じているなんてわかりませんよね?厚生労働省が作られている「5分でできる職場のストレスセルフチェック」などのツールを使ってみるのも一つです!
5分でできる職場のストレスセルフチェックはこちら!
https://kokoro.mhlw.go.jp/check/index.html
遊ぶゲームでも判別でき、バートルテスト内では「キラー」にあたる人はストレス耐性に強い傾向があるかもしれません。競い合う事のできる環境やランキングなどの順位を目標とする趣向は勝負事で起こる勝ち負けに対する耐性が強く、負けず嫌いな事から自分自身を高める事への変換がうまいと考えられます。通常だと何度も起こる失敗に対し勝ちを信じ続ける事は容易な事ではないと思われます。
キラーってストレス耐性に強いの?
常に上を!より強気ものを!と目指しているからね!
過去の実験ではキール大学が行ったFPSプレーヤーに対する物理的な体制が上がる。といった面白い実験結果も出ておりました。
40名のプレーヤーを対象とした一人称シューティングゲームで、敵を倒す描写のあるゲームとそれ以外のゲームをしたプレーヤーに対し、痛みに耐える実験をした結果。敵を倒す描写のあるゲームを行ったプレーヤーが痛みに耐える時間が長かった。
https://www.keele.ac.uk/pressreleases/2012/violentvideogamescaneasepain.phphttps://www.keele.ac.uk/pressreleases/2012/violentvideogamescaneasepain.php
学校の授業などやスポーツの大会で極限の状態にあると自分の身体がふわっと浮いて軽い感じになる感覚を感じた事ありませんか?どのような事か自分の身体に起こっているか詳しい事はわかりませんが、テンションがすごい事になっていろいろと他の感覚が鈍くなるのかもしれませんね。
勝負事のあるゲームはどのようなジャンル?
・シューティングゲーム(複数・対人)
・対戦型格闘ゲーム(個人・対人)
・対戦アクションゲーム(個人・対人)
・レースゲーム(複数・対人)
・MMORPG(複数・対人)
・パズルゲーム(個人・対人)
勝負事と言ってもさまざまありますね。シューティングやパズルのように直接対決したり、音楽ゲームのようにスコアを競ったり様々あります。直接的な勝負は得意じゃないけど、スコアを競うものなら好き。と言った傾向も人それぞれ変わってくるのではないでしょうか。
このように自分自身が何気なく選んで遊んでいるゲームは、自分の得意や苦手を表しているものが多く出ている事が多いです。これらを理解することで自分自身の失敗に対する耐性を見極める事も可能だと考えられます。「失敗が怖い」や「ストレスに強く感じる」ということを知っているだけでも向き合い方は大きく違います。皆さんのゲームからの経験に参考になればと思います!