こちらは日本トレンドリサーチと青山ラジュボークリニックの調査結果からの引用となります。
ゲームは“やる”から“見る”へ?
子供が好きなことと言えば、時代とともに移り変わっていくものです。
外で遊んだり、テレビゲームをしたりなどありますが、最近では「YouTube」が子供からも絶大な人気があるようです。
ということで今回は青山ラジュボークリニックと共同で、事前調査で「小学生以下の子供がいる」と回答した全国の男女183名を対象に、「子供とYouTube」についてのアンケートをおこないました。
「子供とYouTubeに関するアンケート」調査概要
調査期間:2022年8月18日 ~ 8月26日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
集計対象:小学生以下の子供がいる全国の男女
有効回答:183サンプル
調査方法:インターネット調査
質問1:あなたのお子さんは、「YouTube」で動画を見ますか?
質問2:あなたのお子さんがどのような動画を見ているか知っていますか?
質問3:あなたのお子さんがもっともよく見ているYouTubeチャンネルを一つ教えてください。
質問4:あなたのお子さんはそのYouTubeチャンネルのどの部分が特に好きか、わかる範囲で教えてください。
質問5:家庭で決めている、「子供がYouTubeを見る際のルール」はありますか?
質問6:どのようなルールがあるか教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/15683/)
青山ラジュボークリニック(https://nipt-info.com/)
82%が、YouTubeで動画を見ている
まずは、子供がYouTubeで動画を見ているか聞きました。
82%の方が、YouTubeで動画を「見ている」と回答しました。
「見ている」と回答した方に、子供がどのような動画を見ているか知っているかについても聞きました
86%の方が「知っている」と回答しました。
一方で「知らない」と回答した方も14%おり、YouTubeを見ているのは知っているが、その内容までは把握していないという方も少なくないようです。
子供がよく見ているYouTubeチャンネルは?
続いて、子供がどのような動画を見ているか「知っている」と回答した方に、子供がよく見る動画はどのチャンネルか聞きました。
「HikakinTV」が圧倒的に人気なようです。
一方で、チャンネル名は分からないが「マイクラの動画」と回答している方も多くいました。
「まいぜんシスターズ」や「ちろぴの」などもマイクラの動画を中心に活動しており、今の子供たちから絶大な人気を誇るコンテンツになっているようです。
※マイクラとは「Minecraft」の略称で、サバイバル生活を楽しんだり、自由にブロックを配置して建造物を作ったりなど、その自由さが人気のゲームです。
なぜ子供がそのYouTubeチャンネルを好きだと思うかについても聞きました。
子供がそのYouTubeチャンネルを好きな理由
見ているYouTubeチャンネル | 好きな理由(年代・性別) |
HikakinTV | ゲームの実況やおもちゃの大量買いなどが好きみたいです (40代・女性) |
HikakinGames | ゲームの内容が好きでよくみている。反応やテンションが好きじゃないのかなと思う。(40代・女性) |
HIMAWARIちゃんねる | まーちゃんおーちゃんが色々なことに挑戦したり遊んだりするのが楽しそうだから(40代・男性) |
HIMAWARIちゃんねる | 比較的室内遊びが多く、マネごっこができるのが多いところ。パパとお姉ちゃんたちのキャラクターで親近感を覚えているようです。(30代・女性) |
フィッシャーズ | 小学生に分かりやすい内容と笑いのセンス。テーマパークの体験系も楽しい。(40代・女性) |
SANNINSHOW | ゲーム配信と、まったりしたトークが楽しいそうです。 (50代・女性) |
ちろぴの | ゲームやりつつ話がおもしろい(30代・女性) |
まいぜんシスターズ | マイッキーのボケが好き(50代・男性) |
同い年くらいの子供が出ているYouTubeチャンネルの場合は、“自分もマネできることが多い”ということも人気の理由になっているようです。
家庭で決めている、「子供がYouTubeを見る際のルール」は?
多くの家庭で子供がYouTubeを見ているという結果になりましたが、家庭内でYouTubeを見る際のルールを決めているのでしょうか。
64.7%の方が「ある」と回答し、ルールを決めているご家庭のほうが多いようです。
どのようなルールを決めているかについても聞きました。
子供がYouTubeを見る際のルール
長時間になると目に良くないので「あと一回みたら終わりにしようね」と事前に声を掛ける(30代・女性)
ゲームの時間とYouTubeの時間合わせて1日1時間(40代・女性)
宿題などの勉強を終えてから、一日の時間を決めて観ること(40代・女性)
勉強やお手伝いなどのミッションをクリアしたら30分見ることができる。(40代・男性)
画面を見るのは1時間以内。リビングで見ること(40代・女性)
過激なことをするチャンネルは見ないように言っている(40代・女性)
YouTubeを30分見たら1時間勉強する。(40代・男性)
アンケートコメントより
時間を決めている方や、宿題やお手伝いなどを終えてから見させるようにしている方などがいました。
また、「過激なことをするチャンネルは見ないように言っている」など、その内容に関して注意している方も多いようです。
まとめ
今回は、子供と「YouTube」に関するアンケートを実施し、その結果を紹介しました。
小学生以下の子供がいる方の82%が「子供がYouTubeを見ている」と回答し、今やYouTubeは子供から大人気のコンテンツになっているようです。
子供がよく見ているYouTubeチャンネルとしては「HikakinTV」がもっとも人気があり、そのほかには「マイクラ」のゲーム実況も人気を集めました。
マイクラ以外にもゲーム実況は子供からとても人気があり、今やゲームは“やる”ものではなく“見る”ものになっているのかもしれません。
YouTubeには子供が興味を持つ動画がたくさんありますが、一方で過激な動画など子供に見せたくないような動画もたくさんあります。
1日の視聴時間などのほかにも、「子供がどのような動画を見ているのか」ということもしっかりと把握しておいたほうが良いでしょう。